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法泉寺所蔵
しゃか
釈迦涅槃図
ねはんず
絵解き解説
釈迦涅槃図は、仏教の開祖である釈迦が亡くなったときの様子を描いた絵画です。画面の中央には、右脇を下にして横たわる釈迦が描かれています。釈迦の死は、人々に大きな衝撃を与えました。その周りには、悲しみで泣き崩れる人や、呆然と立ち尽くす人など、さまざまな人々がいました。また、動物たちも釈迦の死を悼んでいます。
釈迦は、悟りを開いてから45年間、人々に教えを説き仏教を広めました。そして、80歳でクシナガラ(現在のインド・ウッタル・プラデーシュ州)で亡くなりました。涅槃とは、煩悩から解放された状態であり悟りの境地のことです。
釈迦涅槃図は、仏教の重要な行事である涅槃会(ねはんえ)において、釈迦の教えを偲ぶために用いられます。また、仏教の教えの根本となる「悟り」と「涅槃」を象徴する絵画としても多くの人々に親しまれています。
当寺所蔵の大涅槃図は伊木信西法師の筆によるものです。
涅槃図(ねはんず)に描かれた主要な万物をピックアップ解説
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